バブルの歴史

      2018/03/02

 歴史を振り返ると、人類はいくつものバブルを繰り返しています。

 最近、ひっきりなしにビットコイン関連の広告を見たり、これまで投資に関心がなかった人がビットコインに手を出している姿を見ると、バブルの予兆を感じてしまいます。

 そこで今回は、バブルの歴史について取り上げたと思います。投資家として歴史を学ぶことは大いに有意義であり、それが自分を守る術になることでしょう。

新版 バブルの物語より

 

 

目 次

 

1.チューリップバブル

2.サウスシー・バブル

3.1929年の大恐慌

4.歴史から学べること

 

 

 

 

1.チューリップバブル

 


 

 これは、1600年代にオランダで起こったバブルです。

 当時、オランダではチューリップの品種を所有して展示することが流行になり、その美しさと希少性から価格が上がり始めました。

 1630年代の中ごろには価格の上昇が急激になり、1636年になると、1個の球根が、新しい馬車一台、葦毛の馬二頭、そして馬具一式と交換が可能になるまで上昇したそうです。 

 誰しもチューリップの価格上昇が続くと思い、世界中のあらゆる金持ちがオランダに集まり、そして貴族や市民、農民や職人、女中、さらには煙突掃除夫や古着屋のおばさんまでもが手を出したそうです。そして、価格が際限なく上昇するため、借金も行われるようになりました。あらゆる階層の人々がその財産を現金に換えるため、土地や建物はとんでもない安値で売り出されました。

 しかし、一部の人が手を引き始めたことがきっかけで大量の売りが始まったそうです。そして、価格は大暴落。多くの人が資産を担保にしていたので、破産者が現れたそうです。

 そして、バブル崩壊後はオランダの経済に深刻な影響を与えました。

 

 

 

 

2.サウスシー・バブル

 


 

 これは、1720年代ごろ、イギリスで起こったバブルです。

 当時、イギリスはスぺイン承継戦争で生じた政府債務(国債)の支払いが滞っていました。サウスシー会社がこの負債を引き受ける代わりに、政府から年6%の利子の支払いを受けたほか、アメリカ大陸の東岸とイギリスとの間の貿易の独占権が与えられたそうです。

 そして、そのことに多くのイギリス大衆が強い反応を示し、会社の株が買われました。株価は1720年の1月に約128ポンドであったものが、夏には約1000ポンドにまで上昇したそうです。一部の人が金持ちになっていく姿を見て、この流れに参加しようとする人が殺到したため、さらに株価は上昇を続けました。

 そして、サウスシー会社の投機的な動きに乗り遅れまいと、100を数える模倣者・便所者が現れました。その中には「大いに利益になる事業をするのだが、それがなんであるかは誰も知らない」という不滅の会社もあったようです。

 しかし、その頃になるとサウスシー会社の終焉が訪れ、株価は暴落に転じました。

 ちなみに、サウスシー・バブルであのアイザック・ニュートンも2万ポンドを失っています。彼は「私は物体の運動を測定することはできるが、人間の愚行を測定することはできない」と述べたようです。

 

 

 

 

3.1929年の大恐慌

 


 

 これは、1920年代ごろ、ニューヨーク証券取引所で起こったバブルです。

 1924年にはニューヨーク証券取引所に上場されていた普通株が上昇し始め、1925年も継続したそうです。1926年には反落したものの、1927年には再び上昇しました。

 当時、最も革新的な経済学者であったイェール大学のアーヴィング・フィッシャーは1929年の秋、「株価は永久的に高い高原状態とみてもよさそうな水準に達した」と述べたそうです。また、フィッシャー以外にもハーバード大学、ミシガン大学、オハイオ州立大学などの学者も楽観的な見解を発表したそうです。

 そして、1929年10月29日に、株式市場は終焉を迎えました。その後、25年余りにもわたり、人々は株式市場を疑心暗鬼で見るようになったそうです。

 

 

 

 

4.歴史から学べること

 


 

 歴史的にバブルが始まると、市場に対する警告は人々に歓迎されません。そして、バブルが起こると、最後は市場の崩壊が起こります。

 興奮したムードが市場に広まり、投資の見通しが楽観ムードに包まれるようなときは、その中に入らない方が賢明でしょう。また、過去に起こったバブルの歴史について知ることができれば、バブルの犠牲から身を守ることができるはずです。

 

 最後に、投資は自己責任でお願いします。

 

 

 

 

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