割安株は、下げ相場に強い

      2018/03/02

 私の場合、成長株よりも割安株にこだわります。それは、株価の値下がりが限定的であるため、成長株に比べると相対的に下げ相場に強いためです。

 今回は、割安株のメリットについてご紹介します。

 

 

目 次

 

1.私が割安株にこだわる理由

2.東京貴宝(7597)

3.クレオ(9698)

 

 

 

 

1.私が割安株にこだわる理由

 


 

 「安く買って、高く売る」これが、個人投資家にとってシンプルで最強の投資戦略だと考えています。

 しかし、安く買うということを実践するのは実際に難しく、勇気が必要です。なぜなら、だんだん安くなっている会社の株を買うということは、買った後も株価が値下がりをする可能性があるためです。

 確かに、安い株が更に安くなることもあります。極端な例を挙げた場合、リーマンショックなどの不況が訪れ、1株100円の価値がある会社の株が50円に値下がりすることだって十分あり得ます。場合によっては40円、または30円にまで値下がりすることだってあり得ます。

 しかし、20円まで値下がりすることは難しく、ましてや10円にまで値下がりすることは100年に一度あるかないかだと思います。

 もともと安い会社の株価が更に安くなることはまずないのです。

 

 そのため、私が株式投資を行う場合、一番重要視するのは「PBR」です。

 このPBRこそが、会社の底値を決める重要な指標だと信じているためです。そして、株価がここ2年、できれば5年間の安値付近にあることも確認します。それらの条件がそろえば、株価が大きく値下がりすることはまずありません。そして、そのことを一番実感したのは東日本大震災のときでした。

 

 確か、2011年3月11日(金)の午後2時50分頃に東日本大震災が起こったと記憶しています。

 大震災が起こった当時、その様子がニュースで生中継されていました。大津波が押し寄せ、住宅は全壊。まるで、この世のすべてが終わったかのような光景を目にしたのを覚えています。

 そのため、大震災が起こった宮城県で事業を行っている会社や、そこに工場などを持っている会社の株価は翌週の2011年3月14日(月)には暴落するだろうと予想していました。

 

 しかし蓋を開けてみると、約9割以上の銘柄が暴落したのです。全く、宮城県に関係のない会社の株も暴落をしました。中には3日連続のストップ安にまで大暴落をした会社もありました。ファンダメンタルズには全く問題がないにも関わらず。

 そのとき、日経平均はたった1日で1,000円以上も値下がりをしたことを覚えています。それが、下のチャートです。

 

 この大震災により、たった1週間で高値10,000円あまりから一時は8,227円まで大幅に値下がりをしました。当時、多くの銘柄が似たような動きをしたものです。

 

 しかし、それは私にとって一生に1度のチャンスでした。なぜなら、価値ある銘柄が東日本大震災の影響で信じられないくらいに値下がりをしたからです。

 しかし、目星をつけていた銘柄の中には株価がそれほど値下がりをしなかった銘柄もあったのです。今日は、そんな銘柄についてご紹介します。

 

 

 

 

2.東京貴宝(7597)

 


 

 1つ目の会社は、東京貴宝(7597)です。同社は宝飾品卸専業の大手です。

当時、私がこの会社に目をつけた理由は、PERは6.2倍、PBRは0.31倍と、その割安性に注目していたからです。

 2011年3月の東日本大震災が起きたときのチャートがこれです。

 

 東日本大震災が起こったこの時期、ほとんど株価は動いていません。ちなみに、リーマンショック後の安値は、2009年3月につけた150円です。

 PER、PBRとも割安で、株価も過去5年間の安値付近であったことが大震災でも暴落しなかった理由だと思います。

 

 

 

 

3.クレオ(9698)

 


 

 2つ目の会社は、クレオ(9698)です。同社はヤフー傘下のソフトハウス中堅の会社であり、開発受託とパッケージ販売を行っています。

 当時、私がこの会社に目をつけた理由はPERが33.3倍と高かったものの、来期は人員削減効果で業績の回復が見込まれるためでした。何よりも、有利子負債はほとんど0で総資産に占める現金同等物の割合は33%あまりにものぼるキャッシュリッチな会社だったからです。そんな会社のPBRが0.35倍しかなかったのです。

 2011年3月の東日本大震災が起きたときのチャートがこれです。

 

 東京貴宝(7597)と同様、大暴落が起こったこの時期にほとんど株価は動いていません。リーマンショック後の安値は、2008年10月につけた100円でした。

 この会社も、もともと安値付近であったことが暴落が起こらなかった理由だと思います。

 

 

 

 以上です。

 このように、私が割安株にこだわる理由は、安いものが更に安くはなりにくいという考えがあるからです。

 安い株を買い、後は高くなるのをじっと待つ。これが私のシンプル・イズ・ザ・ベストの戦略です。

 

 最後に、株式投資は自己責任でお願いします。

 

 

 

 

 - 投資哲学

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